防衛反応
ぼうえいはんのう
危険や傷つきを感じた瞬間に、考えるより先に自分を守ろうとして起こる、自動的な働きのことです。 生き延びるための仕組みであり、性格ではありません。それ自体、悪いものでもありません。

構造
防衛反応は、愛着や思い込み、過去の経験といった背景要因そのものではなく、出来事とその解釈を経て、一次感情が生まれた後に起こる、その場の働きです。
背景要因(愛着・思い込み・過去の経験など) → 出来事 → 解釈 → 一次感情 → 防衛反応 → 二次感情/防衛行動 → 相手の防衛反応 → 悪循環
二次感情:怒り、イライラなど、感情として表に出るもの
防衛行動:責める、黙る、逃げる、我慢する、自分を責める、コントロールする、試し行動、察してほしいという行動、笑ってごまかす、正論で押す、距離を置く、といった行動・態度として表に出るもの
よくある誤解
防衛反応って、こういうものだと思われがちですが、実は違います。
防衛は悪ではない
防衛をゼロにはできない
強い人ほど防衛する傾向がある
防衛=性格ではない
防衛は安心すると緩む
具体例
熱い鍋に手を触れた瞬間、人は「なぜこの鍋は熱いのか」「どのくらいの温度か」を考える前に、反射的に手を引き、まず自分を守ります。
危機的な出来事(例えば離婚を告げられる場面)が起きた直後の心の動きも同じで、理由を考えるより先に、まず自分を守ろうとする反応が起こります。
ふじこ式
「関係を壊しているのは相手ではなく、防衛同士のぶつかり合い」という前提に立ちます。
防衛を緩める鍵は、一次感情を見る、解釈を見直す、安心感を育てる、承認する、本音を伝える、修復する、相手を敵にしない、防衛に気づく
——この中にあります。
